モナムール京都
主に京都で活動する演劇人・川渕幸治郎の今を手前味噌でお届けする雑録ウェブログです。
イラストレーション:五藤七瑛(演劇集団Q)

Next Works

【出演・制作】
ピンク地底人プロデュース
『SALLY SINAMON』
作・演出:林家蔵之介(ピンク地底人3号)
2008年1月11日(金)~13日(日)
京都市東山青少年活動センター創造活動室

2007年春に引き続いてピンク地底人プロデュースに出演します。ここの作家・林家くんはこの一年で、僕がイチオシする作家さんです。また一緒にできるのは嬉しいことです。



Profile

川渕幸治郎

Author:川渕幸治郎
京都にてフリーの役者として活動。WEBデザイン・グラフィックデザインも手がける。
下のコンテンツは一部準備中です。少々お待ちください。



詳しいプロフィール紹介。
ご依頼の要綱もこちらに。
3/9更新!


生い立ち及び芝居歴。
準備中。


デザイン関連の作品集。
第三回アップ。


ご連絡はこちらに。
(メーラーが起動します。
ご注意ください)



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劇団飛び道具『三銃士』観劇
奈良から京都へのその足で盟友・蜜比呂人の出演する
芝居を観る。

劇団飛び道具Neo Classicism公演『三銃士』
人間座アトリエ 19日(日)17:00開演

あのアレクサンドル=デュマの名作『三銃士』を
劇団飛び道具流にリライトした作品とのことで、
これは見ないわけには行くまいと。

80年代後半のNHKの『アニメ三銃士』がそれはそれは
大好きだった僕は、原作も紐解き、しかし小学生には
いささか難しいその内容に非常な困難を感じながらも
読破したものだった。

でもやっぱり印象的だったのはアニメの三銃士だろう。
実は女性であるとの独自解釈が加えられてるアラミスとか、
ミレディとかがちょっとエッチくて、ドキドキしながら
見たものだ。

さて、それで本作品。もちろん冒険小説としての
『三銃士』は下敷きにすぎず、それを新たな切り口で
描く作品となっている。

この作品の主人公に据えられているのは、まず間違いなく、
おなじみダルタニャンと三銃士の面々ではない。
第一部においては枢機官リシュリューの部下である
ミレディ、そして第二部においてはミレディの息子に
あたる孤児・モードントの視点から物語は進行する。

どちらの部にせよ、強く伝わってくるテーマは
巨大なる歴史の歯車の残酷性であり、その間に翻弄される
人々の悲哀である。冒険活劇としての原作の姿は
どこにもなく、運命の女神とも取れる、ルヴという
一人の女性が歌い紡ぐ悲劇として『三銃士』を位置付けている。

シェイクスピアの戯曲・特に史劇に多くあることだが、
登場人物がやたらと舞台の外で死ぬ。セリフ一言で
始末されてしまってたりする。そしてこの舞台でも
そのように、プチプチ人が死んでいく。
人の命の小ささ、あっけなさは日本史を見るより
ヨーロッパ史を見るほうがより実感できる。実際日本史よりも
はるかにえげつない印象がある。

その世界の中で銃士隊はヒーローの集団ではありえず、
史実どおり、一つの暴力機関にすぎない。
義の軍人・アトスはそれゆえに苦しむ人となり、
アラミスはいささかサディスティックな人物として描かれる。
ポルトスは人柄の人だが、銃士の中で戦争へのきっかけを
与える機能が主だったように思える。
ダルタニャンに至っては、僕には結果、愚者として
描かれていたようにも思えたのだが、どうなのだろう。

このように興味深い内容ではあったのだが、
興行としては難しいところだったのではないだろうか。

チケットレス制度は予約による連日の満席ということで
一応成功だったといえるだろう。ただ、座席設定が
会場面積の割に厳しく、若干観劇に不便を感じた。

また、一般が持つ『三銃士』のイメージとこの作品の
掛け橋の少なさも気になる。いわばこの作品は「三銃士外伝」
なのであり、いささか『三銃士』を詳しく知らない者には
不親切であるように思える。ただ、脚本の尺を考えると、
これ以上内容を膨らませることも難しい。
逆にテーマ・主人公に焦点を当てて内容を絞るのも一つの手
だろうが、やはり三銃士の行動をおろそかに描いては
『三銃士』という作品ではありえないのであり、
これは難しいなあと、そう思う。

最後になったが蜜比呂人くん。
彼のブログに彼のいろんな困惑や、困難を感じてしまったが
本当に頑張ってたと思う。まあ例によって、直接いろいろ
細かいことは彼自身に伝えようと思う。

最も印象的だった役者さんは永田晋さん。
ああいったしれっとした悪役(?)ぶりには誠に憧れる。
死に様がまた良い。僕の琴線にきた。

いや本当に長くなってしまった。今日はこのへんで。
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