モナムール京都
主に京都で活動する演劇人・川渕幸治郎の今を手前味噌でお届けする雑録ウェブログです。
イラストレーション:五藤七瑛(演劇集団Q)

Next Works

【出演・制作】
ピンク地底人プロデュース
『SALLY SINAMON』
作・演出:林家蔵之介(ピンク地底人3号)
2008年1月11日(金)~13日(日)
京都市東山青少年活動センター創造活動室

2007年春に引き続いてピンク地底人プロデュースに出演します。ここの作家・林家くんはこの一年で、僕がイチオシする作家さんです。また一緒にできるのは嬉しいことです。



Profile

川渕幸治郎

Author:川渕幸治郎
京都にてフリーの役者として活動。WEBデザイン・グラフィックデザインも手がける。
下のコンテンツは一部準備中です。少々お待ちください。



詳しいプロフィール紹介。
ご依頼の要綱もこちらに。
3/9更新!


生い立ち及び芝居歴。
準備中。


デザイン関連の作品集。
第三回アップ。


ご連絡はこちらに。
(メーラーが起動します。
ご注意ください)



Recent Entry



Recent Comment



Recent Trackback



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



プロレス芝居を振り返る
正直、今回の公演は書こうと思えば書くことが
多すぎて書ききれないくらいに、いろんなことが
あった公演だった。ので、逆にそんなに書かない。

というのも、なんか主観的な思い出ばかりになって
しまって、芝居を観てない人には、あまりに意味不明な
文章になってしまいそうなので。

嵯峨シモンさんのブログに多くのことが
書いてあるので参照して補完してくれれば
幸いだ。

色々なところで語っているのだが、僕はかつて
こんなにバカな芝居に出会ったことがない。
稽古中はそれほどバカでもないと思っていたのだが、
本番中にリアルタイムで芝居が大化けしていく
過程の中で、そう実感した。

演劇は観客を集めて初めて形をなすものだが、
ここまで観客に依存した芝居はそうはない。
観客に依存している以上、そのクオリティを
作り手側で保証するのが難しいからだと思う。

客席のない稽古場での作業は混迷と困難を
極め、誰もが不安の中で初日の幕上げを迎えた。

そして得られた結果に、僕はただ驚いている。
自分はそんなに自由度の高い芝居を
できるとは思ってなかったのだけれど。客席の
後押しのおかげでそれが成せた瞬間があったり。
久々にステージの上で遊びまわっている実感が
あったり。

一回一回のステージに、予期しない興奮が
あるステージであった。

最終ステージのカーテンコールなんぞもう
ひどいものでお客様を全員起立させて
「ハッスル」よろしく「ナイカク、ナイカク」などと
掛け声はさせるわ、その直後に抜き打ちで高間くんを
胴上げするわ。そうしながら多くの役者がガチで
うれし涙を流しているわ。ああお客さんひいてんだろう
なーと思ってたら意外にも笑顔でスタンディング
オベーション状態になってるわ。
(まあ、でもひいてたお客さんもいたんだろうなあ)

僕は諸事情で同大第三劇場時代、卒業公演を
打たなかったんだけど、それを今やっと取り返した気がする。
取り返してさらにお釣りがきたくらい。
もうすっかりあの頃と比べたらオッサンになって
しまったけど。後輩の家にこもってうだつの上がらない
演劇論やら、全然実用的でないセックス論やらを
交わしながら、安酒あおって椎名林檎の『無罪モラトリアム』
をBGMに麻雀ぶちまくってた日々がまざまざと蘇ってきた。
蘇ったついでにバラシを残しての西部講堂での打ち上げでは
久しぶりにバカになりきってやった。爽快だった。
(もう麻雀は打たないけれどもね)

逆にいつまでバカやってられるんだろうと、異様に
不安になる。いつも漠然と不安に思ってたことが
すごくはっきりしてきて、それが少し恐ろしい。
思えばこの公演の参加者の多くが大学上回生であり、
一年もすれば芝居から足を洗う見通しにあるわけで。
「僕らの分もバカやりつづけて下さい」とは
言われなかったけど。想像するとなかなか残酷な響きだ。

高間君に
「僕はアナタのようなバカな27歳になりたい。
だからアナタはバカな32歳でいてください」
と言われた。嬉しいことだ。ちょっと本気で嬉しい。

でもね。アナタのように涙もろい人は、バカな27歳に
なったら、涙がいくつあっても足りないよ。
強くなりなさい。とりあえずチミは。
バカな32歳になったら僕は幸せなのだろうか。あーあ。



ブログに公開するまでもない自慰的文章だ。
やれやれだ。たまには目をつぶってやってください。

かんぱーい。
スポンサーサイト


取り急ぎ
第4次笑の内閣『白いマットのジャングルに…』
終了いたしました。ご来場いただいた皆さん、
本当に有難うございました。

参加者として、素晴らしい公演だったと思う。
客観的評価については少し時を待たねばならないだろうが、
個人的には、相当に思い出深い公演になった。
感謝感謝。

反省やらは、もうちょっと後に書くつもり。
何だかまとまらなくって。

それにしても、他のブロガー役者の皆さまと違って
僕は公演中はまったくブログを書けなくなってしまうなあ。
やっぱり公演中・直後が一番アクセスが集中する時期で
あるので、そこに応えなきゃいけないのだろうけど。

まあ僕は物書きでなく役者なので、それでいいかと
あきらめつつあります。あれあれ。


初日終了。
本番前日、脚をいわせ、本番当日は脚がまともになってきたと
思えば今度は喉をいわす。睡眠不足にあいまって、弱った喉に
スモークマシンの煙がトドメをさしてくれたようで。

ちなみにスモークマシンの煙は客席くらいの遠さならば無害です。
喉及び身体が弱っていて、かつ噴射口の近距離から高濃度の
スモークをくらうとよろしくない。

毎日1ステージずつというのが今になって大いに救いだと感じる。
ゆっくり眠れるし、22時間舞台の外にいれば、十分つとめは
果たせるつもりだ。

芝居は幕が開いてみないとわからないものだが、
なんかかつてない芝居をやっているなあと思う。
まずは会場まで確かめにきてもらえれば幸い。

あ、うちわ必携!氷袋とかもあるといいと思います。
ではあと3日、がんばります…


さあここから。
アルバイト5連勤が今朝終了。これから一週間休暇となる。
つまり、これから24時間芝居に集中できるということだ。

素晴らしい。爽快である。歌いだしたい気分だ。

今日はキッカケ合わせ。不安いっぱいだけど頑張って
くる。

何といってもここから本番に向けてのコンディションを
一気に作り上げねば。身体はもちろん、心のコンディション
作りも重要だ。本番に、覚えてたセリフが思いがけず出なくなる
という現象の多くは、心のコンディション作りの失敗が
原因であることが多い。今回はいつもに比べ、早めのタイ
ミングで休みを取っているので、そこは上手くやれるはず。

さあ今日の一日を有意義に使っていこう。


寝起きに乱入
20060822113316
寝酒のクラシックラガーと眠るCモンさん。

僕はバイト明け、寝坊が怖いので11時にホールへ行ってその場で眠ることにした。

活動開始時間まであと3時間半。しばし酔いに任せ眠ります。おやすみなさい。

ちなみに今晩を最後に、バイトは休暇となる。万歳!



所信表明
お盆も終わり、巷はすっかり夏の終わりムード。
ヒグラシは鳴きだし、小学生は夏休みの宿題に
危機を感じ出す、そんな時期。

僕らは西部講堂に毎日こもって夏休みの
真っ最中だ。

今回のお芝居は僕にとって夏休みの芝居である。
そう書くと語弊があるが、目標はとにかく
舞台を楽しむことにあるのである。初めて
舞台を共にする若いみんなと、そして近いようで
遠かった人々と、一つのものを少しでも高みに
上げるその作業を楽しむために参加した。

だから多分、中野劇団さんに出演したときに
比べれば、多分、仕事的な気負いは薄い舞台に
なると思う。

いわば「祭り」なのだ。そもそも僕は舞台は
「祭り」だと思っているのだが、その祭りとしての
要素が僕の中でかなり強い舞台なのではないかと思う。

思えば一年前の今ごろ、僕はまた「祭り」のさなかに
いた。劇団ショウダウン『SHOW UPⅢ』である。
これはもう究極の祭り的な芝居だったが、ただ
この芝居に関しては、自らも楽しむ要素は、ちょっと違う
ところにあったわけで(制作というポジションにあったせいも
あるだろう)、なにか意味合いの違う祭りである。

無論どちらが尊いというものではない。実際去年の今ごろ、
僕はまさに役者冥利に尽きる経験をさせてもらったのだから。

でも、がむしゃらにプロフェッショナルの芝居を目指す
のとは違うグルーヴで僕はすぐ先の舞台に立つ。
そしてそこには、また独特の面白さがあることを
信じている。

役者のみんながそのグルーヴに身を投げ出したなら、きっと
観客の皆さんにもその楽しさは伝わるはずだ。そして
それがショウとして、十分な楽しさを持つものになるはずだ。

だから僕は今回はただ全体に尽くしたい。遅刻はするわ
時間は守れんわで「全体に尽くしたい」などととんだ
お笑い種かもしれないが、ただ、できるだけ今回の参加者の
個人技をどうアンサンブルとするか。それを演出でなく
役者サイドから真剣に突き詰めたい。

参加者の皆さんに半ば宛てて書いてるような
文章だなあ。ココを読んでるのってごく一部なんだろうけど。

あと三日で本番。頑張っていきましょう。

あ、観客の皆さまはどうぞお気軽に。飲食OKですので
スイカやラムネでもご持参で、気楽に見にきてください。
バカやってます。やりまくってます。
あ、ウチワなど耐暑グッズをお忘れなきように。


プロレスとバイトまみれの日々
プロレスってやってみると本当に疲れる。
最近は本番を想定して、かなり真剣勝負に
なってきているのだが、もう今までの稽古より
はるかに疲れる。

おまけに冷房のない西部講堂だ。
水の2リットルや3リットル、あっという間に
消費できてしまう。毎日の飲み物代が
かさんで仕方がない。自分で麦茶でも沸かすか。

本番の長期休暇前でアルバイトもものすごい
ペースである。

6連勤→2連休(両日仕込みやら通しやら)→5連勤。

本日夜で5連勤の3日目。もうちょっと。
もうちょっとだ。

ああっ。ホールに入ってまで毎日バイトに行くのが
面倒くさすぎる。がっちり稽古して、その後はゆっくり
お酒でも皆で飲みたい。


仕込み三日目、そして通し。
久々に疲れきった。すごい一日だった。

幕吊りのため、久々に西部講堂の天井裏に登る。
これがかなり危険な場所で、地面から6mはある上、
下はコンクリート。足場は狭く、弱く、気を抜いたら
冗談抜きで落ちる。簡単に落ちれる。
そして落ちたら絶対にただじゃすまない。

朝から晩まで、ひたすらに高所作業か鉄管作業。
何もしていなくてもまるで馬鹿みたいに汗が落ち、
精神は磨り減り、腕は真っ黒。ブルージーンズの
色は変わり、Tシャツはじっとり湿っている。
完全なヘビーデューティ作業の連発。

さらに22時あたりからほぼ休憩なしで通し稽古に突入。

それはまあ狂気の沙汰だ。やると言ってる演出だって
それは分かっているだろう。結局ここしかやるところは
ないわけだし、もちろん事前に決めていたことだ。
仕方がない。ハード面から鑑みて仕方ないと言っては
いけないところだが、ソフト面の当事者たる我々としては、
今はとにかくやるしかないわけである。

で。

とにかくやるしかないわけだが、やっている最中は
もう大変で、実は体が悲鳴をあげにあげまくっており。
指先と顔面、特に唇が謎の痺れを起こしだす。朝から
身体が水を出しすぎたのが原因ではないだろうか。
水はいくらでも飲めるのだが、逆に水の摂りすぎで
胃腸は疲れており、水を口に入れるのを拒否している
感じがする。でも無理矢理飲む。飲まないと
命が危ない気がしたため。

おまけに汗で身体が冷え切って、急に寒くなってくる。
多分身体が体温調節をできなくなってきたのだろう。
服を着ても脱いでもとにかく寒い。気温は深夜ゆえ25度
くらいだったろうか、それでも寒くてかなわない。

みんながみんな、限界近いところでがんばっていたと
思う。口数は異様に少なく、かと思うと急にはしゃぎだしたり。
こんなに各々を励ましあいながらやった通し稽古は
そんなにない。悲壮ですらある。

はっきり申し上げて、こういう通しは役者にとって、
実際の舞台の段取り確認以外に益はない。もう自分の
芝居も人の芝居もよく分からない状態にあるのだから。
しかし、このプロセスが演出にはどうしても必要だった
わけであるし、彼がその後に「強行してよかった。
課題が見えた」と言っていたので、ただそれを信じる
のみである。どうかこれから一週間弱の稽古にいかして、
この機会を無益なものにはしないでほしい。

結局解散は2時すぎ。食欲が全くなかったが、一人
夜鳴きそばをお腹に流し込み帰宅。

不思議と今、疲れが残っている感じがしない。
まだまだ若いということですな。結構結構。


二日目。
バイトを終え、しばし泥のように眠り、
今日も15時にホールに入る。

昨日に引き続いて、ひたすらに舞台の基礎となる
単管(鉄管パイプ)をCモン氏らと組みつづける。
汗はだらだら。蚊が周りを飛び交っているが
そんなもの気にしてもいられない。
刺さば刺せこのサノバビッチ。
ただ響くはラチェットレンチのキリキリと回る音。

今日は講堂前の広場でレイブ(簡単に言えば野外DJ
イベント)が開催されている。見るからにレイバーな
格好をしたお兄ちゃんお姉ちゃんが大集結。
五山送り火に合わせたイベントだったんだろうが。
近くを通りかかるとなんだかハッシシ(まりふあな)
くさい。気のせいかもしれないけど。
警察沙汰にだけはならないでね。

夜、オモテのイベントはいよいよ盛り上がり、そして
僕らは混迷のさなかにあった。組んだ単管に足場の
台が上手く乗らない。バイトで途中帰還のCモン氏に代わって
劇団紫の本宿くん(もとしく、と読む。すごい苗字だね)と
手直しに着手。夜の時間全てを費やす。

オモテに干しておいたパネルは何物かの車に踏まれるわ、
役者の武くんは車にキーを閉じ込めるわ。

西部の仕込みにいい思い出はない。辛い現場だが
ココが踏ん張りどころである。頑張ってまいりましょ。

久しぶりにアルバイトのない夜(6連勤でした)。
解散後、家の近所で久々にお酒を飲む。ビールが
美味い。夏はビールとジンである。

さて今日も元気に行ってきます。


仕込み初日でした
仕込み(舞台設営)初日である。
とはいってもアルバイトを休むに休めず、
15時にホールに入る。

25日が初日なのに15日に仕込みを行えるというのは
素晴らしいことだ。3日がかりで舞台を仕上げ、
あとの数日は舞台上で稽古ができるのだから。

西部講堂の仕込みは実に5年ぶりだが、
相変わらず環境は悪い。

というのは、ホールに常設してある
舞台の部品といいますか、パーツに
不備が多すぎるのだ。だからといって
ここは営利目的の貸しホールではないので、
誰に文句を言う筋合いにもない。
舞台の骨となる足場を組んでみて、やっぱり
部品に不備があるということでやりなおさねば
ならないケースが頻発。作業それ自体より
手直しにストレスがたまる。

おまけに普通のホールと違って地面が傾斜
している。これが実に悪質なのである。

さらに天井がバカに高い。大きな暗幕を用意するのも、
吊るのも、並大抵のことではない。

15時入りにも関わらず、へとへとになって
22時にホールを後にする。

なにくそ明日も頑張るぞ。その前に、今晩の
バイトが横たわっているが。ああ。泣きたい。


仕込み中。
200608151930472
20060815193047
はいこんにちは川渕です。
只今仕込み休憩中。夏の西部講堂は地獄である。

写真はおなじみCモン氏と西部講堂玄関。



二十九日月『聞召人』観劇
12日15:00からのステージ。場所はレンゲ・ギャラリー。
ちなみにタイトルは「KIKOSIMESUJIN」とルビがふってあり、
「きこしめすじん」と読む。

1996年から続くこのユニットも最終回ということで。
学生劇団の時分に何度もビラを拝見して気になっては
いたのだけれど、実際会場に足を運ぶのは初めて。

第三劇場時代の後輩・辻井直幸くんと、今年に入って
僕がもっとも注目している女優さん・広田ゆうみさんが
出演するのも気になるなあというところで。

スケジュール的には最悪であったが、眠たい目をこすり
こすり出かける。会場は河原町LOFT近くのギャラリー。
街をゆっくり歩くのが久しぶりで少しうきうき。

で、作品だ。
いや、ショックを受けた。相当に面白かった。極めて
シュールな類のコメディと受けとって間違いはなかろう。

いい具合にスーパーナチュラルなそれぞれの
登場人物が織り成す、これまたいい具合の
スーパーナチュラルな会話と、細かくちりばめ
られた面白み。印象的な絵の見せ方。
強く印象に残る舞台だった。

あまり小難しく演劇を解釈するのは得意ではないが、
十分頭をからっぽにしてコメディとして楽しめる
作品である。また解釈しようと思えば、いろいろと
できる懐の深さもある。

特に終盤前に挿入された、本筋とは関係ないように
見える印象的なシーンについては、未だにどうとも
解釈しづらいが、しかし「分からない」ことが
不愉快でなく、むしろトータルとして世界観に寄与
している感じがして良かった。

広田ゆうみさんは主役であったが流石。あまり今までの
イメージでない役どころであったが、むしろ生き生きして
見えた。なんというか中性的なイメージと凄みの
女優さんだと思っていたのだけど、今回はエキセン
トリックでありながらとても女性的な感じが前面に出ていた
感じがする。

柳川の浦島史生さんの自然体かつ鋭い笑わせ方も好きだ。
初めて拝見したが、何ともいえない魅力がある。

辻井くんは、今までの自分の範疇を超えようとするキャラ
作りが印象的。若干声色と顔に頼りすぎてる気がしたけれど、
知り合いだから余計に感じるんだろうな。そういうところは。

終演後、トランポリンショップでお世話になった藤本さんと
立ち話(彼は今公演の演出補佐をつとめている)。
作家・演出家のつじみなこさんに紹介していただく。
このユニットは活動を終了し、当面活動予定は立てていないと
のこと。勿体無い。というか、もっと以前から観ておくべき
だった。

しかし無理して観に行った甲斐があったというものだ。
最近観に行く舞台が結構当たっている。いい傾向だと思う。


全世界的ダイナミズムの妄想について
よく「日本人が一日に出すゴミの量は東京ドーム何杯分」
などといった語り口を聞くが、僕はこういう妄想が
大好きなのである。

例えばバイクに乗ってるとしよう。バイクはごく小量の
ガソリンをエンジン内の気室に送り出し、それを爆発
させることを繰り返して動力を生み出す。
まあ霧吹きを連続して吹いてる程度の消費量だ。

そこで周りを見る。もう夕方なので車だらけだ。
車だともっと時間あたりのガソリン消費量は
多い。こいつらみんなガソリンを少しずつすり減らして
走っているわけだ。

ここではたと頭に浮かぶ。地球を水槽に例えるとして、
そこに貯蔵されている石油量、当然これには限界が
あるわけで、この一瞬に走っている全世界の
モーターサイクルがそれを少しずつ吸い上げている
図が浮かんでくる。

待てよ。全世界の今現在エンジンを回しているモーター
サイクルは何台あるのだ。一億?十億?
想像できない。ただこの一瞬に何ガロンものガソリンが
今まさに燃え、分解されていることは確かだ。
ああ。この十秒のうちに世界中で何ガロンのガソリンが
焼却されてしまったろう。

こんな事を考えている間に稽古場に着いている。

映画『アメリ』にもこんなシーンがあって、そこは
フランス映画らしくセックスについての全世界的妄想。
今この空の下で何人のカップルがいたしちゃって
いるのかしら的なことを空想大好きな主人公が
考えているシーンだったと思う。極めてとりとめの
ない映画だったけれど、そこはとても頷きながら
見てしまった。考えた。僕も考えたよそれ。

この地球上で平均3秒に1人の人が死に、それをわずかに
上回るペースで人が生まれている。死のプロセスは様々だが
生のプロセスはごく一部の例外を除いて一つ。
即ち射精、受精、そして誕生である。3秒に1度の
射精があり、受精があるから、そのペースでの誕生があるのだ
(ちなみに射精の場合は受精に至らないケースが大部分で
あろうし、したがってペース的にはそれ以上となる)。

この事に関しては何度頭にのぼっても、未だに凄いことだと
感心する。感心する、という以外に表現しづらい、というか
それ以上でもそれ以下でもないんだけどやっぱり感心する。

なんだかセックスの分野で話が伸びすぎて、ちょっと
コメントしづらい記事になってしまっているのだけど、
でも分野を限らず全世界的ダイナミズムの妄想って
素晴らしいでしょう。

あほらしすぎて話題にも登りやしないが、一体全体
みんなこういう妄想はするものなのだろうか?
すごく気になる。重ね重ねコメントしづらい記事で
申し訳ないけどお酒の話のタネにでも教えてほしいものだ。


よくある話だけど
書きかけの記事を不注意で消去。
一時間ほどかけて書くことが多いので実に
ショッキングである。

そんなことをやっている間にもう三時。
本日夕方の通し稽古の準備をせねば。

ああもうなにをやっているんだか。


亀田とヒップの亡国論
このところニュースは亀田-ランダエタ戦の
疑惑の判定についての話題でもちきりである。
実際このニュースについてはいろんなブログ、
記事にて取り上げられ、大体意見は似たような
もので、僕もそれについては月並みな意見しか
持っていないが、

(つまり、今の日本ボクシング界はとんでもなく
やばいことになっている、そして僕は彼らの
スタイルに関して全く共感を抱かない、という事)

それにしても亀田父子という存在を目にするたびに、
僕は日本人の品に関する感覚の危機を感じずには
いられない。

端的にいえば、彼らのスタイルの根源は
スポーツマンシップの否定にあると思う。そして
それは近代スポーツ以後の精神の否定である。

スポーツマンシップとは競技者の競技上での
勝ち負け以外の尺度をスポーツに持ち込もうとする
精神である。それは本能的な勝負の世界が人類有史
以前から繰り返されたことを反省し、より人間的な
美徳をスポーツの世界に取り入れることである。

彼らはその大勢に逆行し、飽くなき闘争心と、
競技の外においても、いかに相手を貶め、こちらの
精神的・立場的優位性を強調するかを優先し
立ち振る舞ってきた。

大勢に逆行することが悪いといいたいのではない。
しかし人類が築き上げていこうとしている
美徳への侮蔑は、正直に申し上げて不愉快だ。

だが、この傾向は何も亀田父子の問題に限った話でなく、
日常からよく感じることでもあるのだ。

街を歩いていても、コンビニで働いていても、
美徳を無視し、パワーバランスの世界を信奉する人間の
なんと多いことだろう。この日本には覚悟もなしに
アウトローを気取る人間が多すぎる。

話が飛ぶようだが、ヒップホップの文化が日本に浸透して
10年ほどになる。ヒップホップはアウトロー文化である。
そもそもヒップホップの大きなルーツはアメリカの黒人
貧困層、それも正真正銘のアウトローたちが築いたものだ。
ギャングスター・ラップと当時は呼ばれた。
それは今でも変わらず、ヒップホップスターたちの
抗争・暗殺話は2PACの例を挙げるまでもなく、後を絶たない。
彼らはカタギではないのだ。

彼らが生み出す音楽・美的感覚を否定はしない。
だがカタギのままにそのスタイルを取り入れる人が
日本に多いのも気になって仕方がない。彼らの一部
(一部とはいえ無視できない数)はカタギのくせに
いっぱしのアウトローを気取るから、ごく安易に他の
カタギに大なり小なりの迷惑をかける。

すでに亀田父子を受け入れる土壌が、日本には存在したのだ。
そして彼らをスターダムに押し上げようという大きな
うねり、これに僕は大きな脅威を感じる。


Category



Calender

07 | 2006/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -



Monthry Archive



Link

※マウスオンで説明表示



RSS Fead







上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。